ビューポイント

1)インテリア空間を【お洒落に/居心地を良く】

シン・インテリア術 3つの効果

『ビューポイント』の理解は、インテリア作りが半分成功したと同じくらい大切です

ビューポイントとは『部屋のインテリア風景』を眺める所のことです。
自然の風景ならば富士山が綺麗に見えるところを、富士山のビューポイントと言います。インテリアの場合は先にビューポイントが大体決まります。

人はビューポイントから、部屋全体を無意識に見回します。
このビューポイントからよく見える所をお洒落に作り込めば素敵な部屋になるのです。
逆の言うと、ここから目につかない所をお洒落にしてもダメということです。

では、代表的なビューポイントを紹介します。

具体的なビューポイント02【部屋の入口】

・リビング、和室などお客様を通す入口は、大切なビューポイントで、この家の人の『インテリアセンスの良し悪し/趣味嗜好/人柄までを感じ取ってしまう所です。『素敵なお部屋に通された』と感じさせましょう。

ビューポイントからのインテイリア風景
➃正面には何か飾りがあった方が良いので、リビングボードやダイニングテーブルの上に花や、壁には絵を飾ったりします。

➄和室は床の間というフォーカルポイントがありますので、掛け軸と花器に花を飾るのが一般的です。でも額装の絵画をかけても良いですし、床にオブジェをお置いても構いません。自由に飾りを考えればよいのです。

具体的なビューポイント03
【リビング・ダイニング・キッチン】

長い時間いる場所はビューポイントになります。ふと視線を上げて部屋全体に見まわしたりするからです。

ビューポイントからのインテイリア風景
⑥リビングのソファは新聞を読んだり、テレビを見たりと長居してしまう所です。その合間に、部屋を眺めることがあります。眼を向けたインテリア風景が素敵な庭だったり、好きな絵が掛っていたりすると、気分の切り替えができます。

⑦キッチンのシンクの前も、食事の仕度や片付けで長い時間過ごす場所です。家事の合間にリビング側に目をやる時など、洒落た飾りが見えたり、庭の緑や花の風景が見えたりすると、少し豊かな気持ちになれます。

具体的なビューポイント04【子ども部屋の入口】

・子どもは「インテリアのお洒落の前に片付けでしょう!」 確かに片付けや整理整頓は大切ですが、それだけでなく部屋を美し見せることも伝えるといいです。それは「部屋を綺麗に見せる」ことに興味を持つと整理整頓を教えるよりも効率よく片付けられるようになるからです。私は子ども達はそうでした。

・まず教えることは『部屋の入り口から見える所だけでも、片付けと飾りもやる』習慣をつけるのです。

ビューポイントからのインテイリア風景
・本箱は整理整頓して本をきれいに並べて、棚の部分的に『飾るスペース』を作らせます。そこは『ガンダムのプラモ/フィギュア/ゲームのパッケージ』など自由にやらせると、自分で好きなものを楽しく選ぶことが出来ます。

子どもに自分で勉強をさせたい年齢になる頃は、子ども部屋に学習ゾーン/趣味ゾーンを分けた方が良いです。私の著書『子育てインテリア・ルーティン』に詳しく書いています。

具体的なビューポイント06【主寝室のベッド】

・ベッドの上からは、朝起きた時にあなたが『今日も一日頑張ろう』と感じさせてくれるものが、フォーカルポイントの中にあるのが良いでしょう。

ビューポイントからのインテイリア風景
・朝の散歩に行きたくなるインテリアグリーンや、元気をもらえそうな家族の集合写真などのアイテムを、置くスペースを確保します。

ビューポイント【まとめ】

・ビューポイントは普段の生活で、無意識にインテリア風景全体を見てしまう場所だと、理解できたでしょうか。
・実際にはこのプランで示している以上に沢山のビューポイントがありますので、皆さんの普段の生活で良く歩く所や、座る所など気にしてビューポイント/フォーカルポイントを探して下さい。
・そのインテリア風景の中の飾る所に、あなたのお気に入りの物があれば、あなたの豊かな生活を実感できると思います。