欧米住宅の昔がらのフォーカルポイントは『暖炉』で、火が入るとそれだけで美しく、また子どもの時から家族と一緒に過ごした思い出の詰まった空間です。現代の都市住宅でも、ガス式に変わりながらも愛され続けています。
周りには工芸品や絵を飾り、暖炉を中心にインテリア風景を創り上げるのが欧米のインテリアの作り方の一つの手法です。
日本のフォーカルポイントはが『床の間』で飾るための専用の空間です。飾り方が多少決まっていて(掛け軸/花入れなど)、現代の物は飾り辛い欠点があります。日本住宅は和室も減り続けていて、床の間はほとんど造られていません。
日本では暖炉も床の間もない家が一般的ですので、『これらに変わるフォーカルポイント』を意識してインテリア作りをしていきます。
フォーカルポイントの形は無限にありますが、ここでは基本的な『家具で作る』例をお伝えします。家具をきちっと配置して、その周りにインテリアアイテムを飾ります。