【排他域 50cm以下】で、子ども/夫婦/恋人と仲良く過ごす

2)家族仲良く/客のもてなしのインテリア【人と楽しく過ごす】

シン・インテリア術 3つの効果

【排他域 50cm以下】は親しい人だけが入れて、気持ちを共有し/愛を感じて/心が通う距離です

『子どもと仲良くしたい、夫婦仲良く暮らしたい、恋人と素敵な時間を過ごしたい』そんな心の繋がりを作りたい方は、排他域で楽しく過ごせるシーンを考えてみましょう。

恋人同士には『言葉のいらない距離で接して…』などと言ったりしますが、ソファに並んで座り、一緒に映画を観るだけでもその世界を共有することが出来て、心の繋がりができます。
この距離で会話をする時は、お互いの心を開いた話題を選びます。一緒に行った旅行の楽しかった思い出や、これから行きたい所など気持ちを伝える話題です。社会的な会話などはダイニングテーブルで向き合って話した方がよいのです。

家族でこの距離で過ごすと家族の絆が強くなります。
家族でソファに座って映画を見たり、排他域で一緒に遊んだりと、近い距離でコミュニケーションをとるほど家族の絆が作れます。

子どもが小さい時は、親とくっついて一緒に何かをするのが何よりも楽しいです。じゅうたんの上でゲームをしたり、ベッドやソファで本の読み聞かせをするとかです。『子どもを毎日抱きしめると親子の絆が作れる』と言う心理学者がいて私も同感ですが、それが出来るのはこの距離での生活が無ければ、実践できないことです。
子どもが小さければ子どもから誘ってきますので時間を作って親子の絆を作りましょう。

子どもが中学生高校生なると親から離れていきます。この時期は逆に親から誘って、一緒にすることを何か続けられるとよいです。反抗期の子どもでも、親子の心のコミュニケーションがあれば、子どもの本音が聞けるようになります。
この距離では、学校や勉強の話題は避けるべきなのは、理解できると思います。

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恋人と素敵な時間を過ごしたい人はこの『対人距離』を取り入れた、電子書籍『もてる男のもてなしのインテリア術』が参考になります。
子どもと仲良く暮らしたい方は、電子書籍『子育てインテリア・ルーティン』が参考になります。

和室は【排他域】の距離が作りやすい

『じゅうたんの上で子どもと一緒にゲームをする』と親子の繋がりが作りやすいと書きました。それは『じゅうたん』がよいのではなく『床座』のコミュニケーションの形が、排他域を作りやすいからよいのです。和室がまさにその形です。
茶道ではお客様は畳1帖に2人座ることが多いのですが、その対人距離も排他域です。茶道の『一座建立』の思想は床座ならではのインテリア環境です。

和室が無い住宅が増えていますが、和室は洋間には無いコミュニケーションを作れます。それは、家具(椅子やソファ)に座る所を縛られないため、人との距離を自由に作れるからです。
しかも家具が無く視線が低いので空間は広く感じます。
和室がある方は是非、その利点を最大限生活で活かしてください。