Tea room"Okosi-ezu" freeDownload
待庵・又隠・密庵席の起し絵図の寸法は 『数寄屋詳細図譜北尾春道著』から記載したものです。 間取りや天井高、建具の大きさ、役釘の打つ位置など詳しく描いてあります。
起こし絵図(おこしえず)とは、平面図に壁も描き、折り曲げることで立体的にみれる江戸時代の簡易模型です。歴代の茶室の記録として作られたと考えられています。主に作成さた起こし絵図は茶室で、建築家堀口捨巳の昭和38年から刊行された「茶室起こし絵図集」において広く認知されました。
この起こし絵図は、PCソフト『イラストレーター』で制作し、リアルな表現をしています。また、間取りや天井高、建具の大きさ、役釘の打つ位置など詳しく描いてあります。
組み立て方・図面をプリントする紙は薄いので、スプレー糊などで厚紙に貼りつけます。・乾かしてから切り取り組み立てます。(よく乾かさないと紙が反ります)・組み立てたあと目を近づけてみると、茶室に居るような気持にもなり楽しめます。ダウンロードの方法・【図面】をクリックするとデータが大きく開き、パソコンにダウンロード出来ます。
待庵2畳茶室/次の間/水屋まで起し絵図にしています。間取り図は自宅に『待庵写し』を作ることを想定した間取りで、茶の湯インテリア2に記載した図面の一部です。
待庵『二畳の茶室だけ』の起し絵図で、簡単に組み立てらます。
宗旦が再度の隠居に際して造った又隠は、利休好みの四畳半草庵茶室で、茶室の基本形と言われます。私の茶室設計の釘の位置は、又隠の寸法を規範にします。柳釘は点前座の上の寸法ですが、床の間に付ける時もこれを使い、床が広く立派な柳を生ける場合はもう少し下げるなど調整します。柳釘は『天井より1尺下げて』と言われますが柳が曲がり切らないことが多いからです。茶室作りに参考になりますのでダウンロードしてみてください。(躙り口は現代の標準より小さめです)
密庵席四畳半+台目畳茶室の起し絵図です。間取り図は、こちらも自宅に『密庵席写し』を作ることを想定した間取りで、茶の湯インテリア2に記載した図面の一部です。
起し絵図のスケールはA3用紙にプリントした時に約1/30のスケールです。 茶室の外と内から見たときの黄金の見え方を変えています。外部から見たときはキラキラと神々しい輝やいたイメージで、内部は赤色紋紗の障子からの光の中で怪しく黄金が光る雰囲気です。 床の間の前の正親町天皇から見た空間もとても奇麗だと思います。(MOA美術館で黄金の茶室に入ったことが無いのでイメージです)