私は会社でリフォームグループの責任者として、営業・デザイン・設計・施工・安全の全てをみていまして、毎日が戦争のような日々を送っています。
マンションリフォームの難しさは、老朽化した給排水管や、時には構造躯体の問題まであり思いもかけないお客様への費用負担が掛かるなど、頭の痛い問題が山積みです。
…と暗くなっていても楽しくないので…
今日は私が感じている『マンションだからできるインテリアの魅力』について書いてみます。
戸建て住宅にしか住んだことがない私は、マンションにお住まいのお客様のお宅を訪ねたとき「窓の景色がいいな~」と感じる事が良くあります。
都内には西に富士山が見えるお宅も多いのですが「夕日に染まる富士」がインテリアから見えるわけで…羨ましいです…。私も小学生の頃は『富士見台』という所に住んでいて、2階から富士山が良く見えていました。でも今の都内の住宅環境で戸建てのインテリアから富士山が見えるなんて…まずナイナイ!!…窓の景色が良いのはマンションの特権です。
なにも富士山が見えなくても、空が開けて見え、雲の流れが見えれば充分です。
雲が流れる空の景色は、移り行く永遠の美しさがあります。二度と同じ表情は無いけれど
どこか懐かしく、心を癒してくれます。
こんな素敵な空が見えるなら、プランや家具レイアウトは、『窓の景色が良く見えるインテリア』で決まりです!いっそのこと、フォーカルポイントは窓の景色にして、窓からの空の演出だけでインテリアデザインを造れたら等と考えて、一人で盛り上がったりします。
インテリアデザインとは「インテリアの風景を美しくする」ことです。
窓から外が見えるなら、外の風景も大切なインテリアデザインの一部になります。