インテリアを美しく保つ収納のポイント1 使う物の出し入れをし易く

使う物の出し入れをし易く
片付けるのが苦手な人は「自分の性格が悪い!」‥てなことだけではないでしょう。
実は、インテリアの収納計画が悪い家がとても多いのです。

まずこの2点を確認して下さい。
・収納場所が使っている所から遠くないか? 
・物が重なって収納されて、出し入れがやりづらくないか?
これらの使いづらい収納は、物を仕舞うのが面倒になり、やがて物が出しっぱなしになります。必ずなります。

使う場所の近くに収納場所を造る
物を使う場所の近くに、物を仕舞えるようにすることが大切です。
頻繁に使う物ほど近くに造る必要があります。

たとえばリビングでよく本を読む人の本棚が寝室に置いてあると、本を片付けに行くのが面倒です。そうなるとやがてリビングの中に本が出しっぱなしになってしまいます。
この場合はリビングの中に、本を仕舞う所が必要という事です。

「アイロンはリビングでかけます」という人は、リビングの中にアイロンを置ける場所をつくるのです。
「使う場所の近くに収納場所を造る」これがが基本です。

出しやすく仕舞いやすい収納のサイズ
収納サイズも、物の出し入れのしやすさに大きく関係します。

例えば家事(洗濯物のアイロンがけ)をする場合、アイロンと台を仕舞うちょうど良いサイズのリビングボードがあると便利です。
しかし実際には奥行きの深い(90cmぐらい)造り付けの収納に、物を積み重ねながら仕舞っているのを多くみかけます。これでは奥に押し込まれた物を取り出すのが大変です。

これは、棚の奥行きの深さに問題があります。
日本の建築は柱間(90cm)で押入れを造っていましたので、現代でも奥行きの深すぎる収納が多くて使いにくいのです。
収納の奥行は仕舞う物の大きさに合っていることが大切なのです。
出し入れのしやすい奥行きは下記が一般的です。

・奥行き35㎝ 本箱、小さめのカップボードなど
・奥行き45㎝ 畳んだ洋服、ハンドバック、 掃除機など
・奥行き60㎝ クローセット ハンガーに掛けた洋服など
・奥行き90㎝ お布団 座布団

棚も仕舞う物にあわせて段数を多めにする
棚のピッチも収納物の高さに合わせたサイズで造ることが大切で、物がなるべく重ならないように、棚の数を多めにすると仕舞いやすくなります。

『道具を使う所のすぐそばに・道具のサイズに合わせた収納を造る』
これでもインテリアが片付かない人は‥やっぱり性格の問題でしょう。

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