インテリア達人の片付け 【コラム】親の部屋を片付ける

今回は少し脱線して『親の部屋を片付ける』のタイトルで、美的センスの根源について書きます。

「『好きなテイストを決めましょう』『美的センスを磨きましょう』といわれても…素敵なものは沢山あるから、絞り込むなんて出来ない…」
前回までのグログを読んで、そう思われた人も多いのではないでしょうか?

だからあなたの美的センスの根源を見つめてみる時間が必要です。

あなたは親のセンスに影響を受けています

あなたの美的センスはあなたが小さい時からの生活経験が育んできたものです。
『親の部屋を片付ける』その時は、あなたのセンスを絞り込んでいく良いチャンスだと思ってください。
ゆるぎない自分のセンスを確認できるかもしれません。
だってあなたの好みは親から影響をうけているからです。(反面教師の場合もあるでしょう)

「親の部屋を片付ける」ことは社会問題にまでなった、子供達に負担の大きい作業です。
その解決案として『目をつぶって全て捨てる』とか『業者に全て引き取ってもらう』など乱暴な考え方もありますが、それは避けて下さい。

処分する前に高価な物(証券や宝石など)は探しますので、それとは別に『良い物』や『好きなテイストの物』がないか必ずを確認しましょう。
親の部屋は莫大な物があるので大変な作業でしょうが…残す物を探すことで、親との生活やインテリアの原風景を思い出せます。
それは今のあなたのインテリアのお手本には、ならないかもしれませんが「あなたの美的センスの根源」と言える物がきっとみつかります。

ちなみに私の場合は『有田焼の狛犬』です。父が誰かからお土産で頂いた物だと思いますが、3体(大中小)ありました。
小学低学年の私はそれで遊んでいて、大きな狛犬の足を折ってしまったのを覚えています(叱られて‥接着剤で貼り付けました)。
両親はまだ健在で、10年ほど前に同居するため親の部屋を片付けていた時に、小さな狛犬が残っていました。すでにボロボロでそれは処分しましたが、改めて自分は『和のテイスト』が美的センスの根源であることを確認しました。

美的センスの根源

自分の美的センスの根源がしっかりしていなければ、お金があり高級インテリアをドンドン買えても…飽きてしまい、また次の新しい高価なデザインを求めてしまいます。
せつな的な欲望が、永遠に続いくだけです。

インテリアで一番大切なのがあなたの根源の美的センスです。
根源さえしっかりしていれば、買い求めた物に飽きてしまうことはありませんし、高価な物がもっとほしいとか関係なくなります。

人に自慢が出来るような気負ったインテリアを目指すのでなくて、あなたが本当に心地よいインテリアを作っていくことが大切です。
それが美的センスの根源の力です。

≪おまけ≫
美的センスの根源に繋がるキーワードは
『日本人・あなたの育った所・原風景・旅行・親&親類・学校・友人・先生・本・映画』
など身近な所にあります。

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