置き畳で作る茶室

自宅に茶道のある暮らしが始まる
あなたのセンスが際立つ茶の湯空間

大貫雄二郎一級建築士事務所著

各店で販売しています

 自宅の茶室を130邸以上設計することで様々なノウハウが身に付きました。そしてそのノウハウを『茶室を作りたい人達に伝えたい』との思いが、『素敵な茶室作り 実践書シリーズ』を書き始めた理由です。
 茶室はあまり費用を掛けなくても、素敵な茶室を作れます。そのノウハウをお伝えしたいのです

 書籍ご紹介

自宅に茶の湯のある素敵な生活
 お点前のお稽古や、茶会、茶事のできる『置き畳で作る茶室』を紹介します。
 和室のない家でも、リフォーム工事をしないで、リビングダイニングや洋間に、ご自身で茶室を作る方法です。
 あなたが思っているより狭いスペースで作れますし、空いている部屋を使って茶室にすることも出来ます。
【お稽古を主にした一畳の茶室】【客座も含めた二畳~三畳の茶室 出炉と入炉、逆勝手】
 これを具体的な図を使ってわかりやすく解説します。あなたのセンスを大切にして、楽しみながら茶室作りをして下さい。

置き畳の茶室は費用をさほど掛けなくても作れます
 「いつかは自分の茶室を作りたい」とその時を待つのではなく、今直ぐ置き畳茶室を作りを始めましょう。
 あなたのお宅に素敵な茶室が作られて、暮らしの中に茶の湯の時間が生まれます。

置き畳茶室は、まがいものではない
 『茶室を作るなら本格的に』『置き畳は本来の仕様ではなく、まがいもの』と思う方が多いのだと思います。
 置き畳の茶室は少しずつ増えていますが「茶室が作れないから仕方なく…」というのが実際は多いのです。
 しかし、置き畳茶室は、日本の新しい住文化のひとつになると私は考えています。
 それは…
 平安時代から室町時代にかけて住まいは板敷きなので、部分的に畳を敷く使い方でした。畳は偉い方の座具や寝具として使われています。それは畳は板敷きに比べて、冷たくなく、固くなく、安定して座れる居心地が良いものであり、贅沢な品だからです。
 現代の置き畳もこの時代の『贅沢な豊かさ』を味わえる空間です。さらに茶道の美しいしつらいをほどこした置き畳茶室は、住まいの清らかな、贅沢な空間になっていきます。

 大貫雄二郎一級建築士事務所

 目次のご案内

【序章】自宅に茶の湯のある素敵な生活

【第1章】一畳でも作れる置き畳茶室

リビングの横に『一畳の置き畳茶室』を作る【事例1】
ダイニングの横に『一畳の置き畳茶室』を作る【事例2】
リビングとダイニングの間に『一畳の置き畳茶室』を作る【事例3】
  部屋の何処を茶室にするか
『床の間』の作り方
  壁床に掛軸を掛ける時の大切なこと
  垂發(スイハツ)を使って、様々な床荘り
  竹釘(掛物釘)の打ち方
  花入と香合の荘り場所
置き畳を選ぶときの、3つのポイント

【第2章】茶事も出来る、小間の置き畳茶室

出炉(四畳半切り、台目切り)の置き畳茶室
 部屋の隅に『平三畳の置き畳茶室』を作る【事例1】
 リビングとダイニングの間に『平三畳の置き畳茶室』を作る【事例2】
 リビングを茶の間にして、『平三畳の置き畳茶室』として使う【事例3】
中板の茶室は、二畳でも客座が作れる【事例4】
『上げ台目切り』は給仕がやりやすい
 『台目切り・台目畳・台目構え』は違う意味
台目棚を使った『平三畳の置き畳茶室』【事例5】
 平三畳台目切りの、畳の敷き方の注意点
 置き畳の、亭主の位置(畳16目)の注意点
入炉(隅炉、向切)の置き畳茶室【事例】
 隅炉の置き畳茶室
 向切の置き畳茶室【事例】
逆勝手の置き畳茶室

【第3章】インテリアを素敵にする置き畳茶室

置き畳茶室の明りの考え方
置き畳茶室の照明計画【事例】
茶道具をあなたのセンスで集める

【終章】日本の新しい住文化なる、置き畳茶室

各店で販売しています。

著者紹介 

大貫雄二郎【茶の湯経歴】
を詳しく見る

大貫雄二郎一級建築士事務所主宰。
一級建築士  裏千家専任講師(大貫宗雄)

1959年東京都生まれ。東京芸術大学修士課程終了
茶室設計130邸以上/茶道歴47年/住宅設計歴34年

 茶道は17歳から自宅の母の教室で始め、日常に茶の湯がある生活を送ってきました。そして、茶道具、茶室、茶庭の美しさにも魅かれ、その歴史を勉強をするのが趣味の青年時代を過ごします。

 茶室設計も趣味から始まり、サラリーマン時代(住宅会社勤務の一級建築士)に『国宝茶室のある家』を友人と開く茶会で公開したのがきっかけになりました。
 それを期に、茶道の友人から茶室の相談を受けるようになり、そして、勤めている住宅会社では『茶室を作りたいお客様邸の設計相談』が、全国から寄せられるようになりました。

 自宅の茶室を130邸以上設計することで様々なノウハウが身に付き、そしてそのノウハウを『茶室を作りたい人達に伝えたい』との思いが、『素敵な茶室作り 実践書シリーズ』を書き始めた理由です。
 茶室はあまり費用を掛けなくても、素敵な茶室を作れます。そのノウハウをお伝えしたいのです

 私は、『茶の湯の住文化を広めて、日本の暮らしを豊かにする』ことを生涯の宿命にして活動しています。
 あなたの、素敵な茶室作りに必ずお役に立ちます。