アウグスト グリッロ氏(優しい素敵な方でした)
(ルーメンセンター・イタリア社 CEO、多摩美術大学プロダクトデザイン専攻客員教授)
の『ヨーロッパにおける灯りと照明について』の講演を聞きましたので内容を簡単に紹介します。
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美はユニバーサルな原理ですが、人間社会の価値が入るのでとても複雑になります。
何を美しいとするかは、時代ごとの社会のトレンドの変化によって変わるのです。
その変化は下記の順番で変化します。
1)社会の動向・価値観が変わり
2)ライフスタイルのトレンドが変わり
3)建築スタイルのトレンドが変わり
4)インテリアのトレンドが変わり
5)照明器具のトレンドが変わる
この内容をスライドをまじえて講義して頂きました。
簡単には、新しい時代のトレンドを作るには、さざ波のような表面のトレンドを追うのでは無く、時代の変化をしっかり感じることが大切という内容です。
講義の最後に「日本人はヨーロッパ人とは違うバックボーンがあり、そのアイデンティティをしっかり持っていることが大切との話がありました。(儒教・禅・わびさび等)
そこがあれば、日本の生活の中に世界中のデザインを取り込んで行っても混乱はしない」とのお言葉を頂きました。
もう一つ海外のデザインを取り入れた時に『なぜそれが良いのか人に伝えられることが大切だ』と語っていました。
『日本人らしさの再確認』と『美の意味を人に伝えられる力』がこの時代に必要なのが再認識された講義でした。
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