茶の湯インテリア術1

リビング/ダイニング/畳ルームに
茶の湯空間を創る

大貫雄二郎一級建築士事務所
おおぬきゆーじ著

各店で販売しています

 内容紹介

茶の湯のしつらいは誰もが美しく感じる日本独特の美意識の結晶で、胸のときめきを覚えます。
茶室や和服でお点前をする姿の美しさもありますが『床飾り/点前座の道具組み』は茶の湯空間の『美の主役』として、インテリアの美しさを作り出す大切な役割をしています。
その床荘り/点前座の道具組みで『美しい茶の湯の世界』を作るのが『茶の湯インテリア術1』です。これは茶室が無くてもリビング、ダイング、畳ルームなどどんな空間でも作れます。

茶の湯インテリアは精神性の高い茶道とは違い、もっと気軽に出来るおもてなしや生活に溶け込んだ茶の湯です。茶の湯は『遊芸』という生活文化の側面もあり、江戸時代では武家町人を問わず上層階層のコミュニケーションの場、教養の場でもありました。花街の舞妓さん、芸妓さんも茶の湯をたしなみ、そのルーツは「茶汲女・茶点女」といもいわれていますが、遊びの中にも教養は大切な意味があるのです。

茶の湯は、忙しい日常の中で、友人や家族と茶の湯を楽しむ『心のゆとりと生活の潤い』をもたらします。
「茶道をやってみたい」と友人に言われた方は、気軽にお点前を披露することも出来ます。最近はテーブル茶の湯だけの教室もあり、様々な形で敷居を下げたもっと自由な茶の湯を楽しむ人が増えている時代なのです。

あなたも『床荘り/点前座の道具組み』を作る所を決めて、茶の湯インテリアを始めませんか。茶道具は見立てでもよく『床飾り/点前座の道具組み』の形で荘ると不思議なほどインテリアが美しく見えてきます。これが 数百年の歴史が作った茶の湯の魅力です。

本書を読めばその空間作りが直ぐにでき茶の湯インテリアは作れます。
あなたの家は一歩豊かな生活になり、そして世界に誇れる『日本のもてなしの心のある住まい』になりますので、とてもお勧めのインテリアスタイルです。 大貫雄二郎一級建築士事務所

 目次より

【序章】

【第1章】いつでも出来る、リビング ダイニングで茶の湯の時間

ダイニングで気軽に茶の湯のおもてなし
 1-1-1)ダイニングテーブルに茶の湯空間を作る
 1-1-2)ダイニングで『添え点茶盤』の茶の湯のおもてなし
 1-1-3)ダイニングに『立礼卓を置く』
リビングでゆったりと茶の湯のおもてなし
 1-2-1)リビングテーブルで気軽に茶のおもてなし
 1-2-2)リビングテーブルに『添え点茶盤』を付けて点前座にする
 1-2-3)リビングに立礼卓を置く
『壁床』と『点前座』の作り方
 1-3-1)『壁床』の具体的な作り方
 1-3-2)点前座の道具組
茶の湯インテリアのテイストとあなたの部屋のテイスト
 1-4-1)モダンテイストの茶の湯インテリア
 1-4-2)アジアンテイストの茶の湯インテリア
【コラム1】茶の湯空間の美しい見せ方
【コラム2】茶の湯空間にテレビは置かない
【コラム3】自分で出来る『役釘』の打ち方
【コラム4】点前座のテーブルの高さ

ダイニングは日常的に、気軽に抹茶を楽しめます

リビングは少人数でゆったり茶の湯を楽しめます

壁床と点前座は、簡単に『見立てて』作れます

モダン&アジアンインテリアにも、茶の湯は似合います

【第2章】畳ルームでモダンな茶の湯の時間

リビングに繋がった四畳半を茶室にする
 2-1-1)リビングの東側に和室がある場合
 2-1-2)リビングの西側に和室がある場合
南面する四畳半がある場合
 2-2-1)リビングの西側に和室がある場合
 2-2-2)リビングの東側に和室がある場合
タンスが置いてある四畳半を茶室にする
 2-3-1)LDKの東側に和室がある場合
 2-3-2)LDKの西側に和室がある場合
 2-3-3)置炉の置く位置
『壁床』の作り方
 2-4-1)壁床の床柱
 2-4-2)床廻りの釘
【コラム5】置き炉を畳に埋め込み本格的な茶室にする
【コラム6】見立ての茶道具

畳ルームに風炉を置けば、直ぐ茶の湯空間になります

タンスを隠しながら見立ての床の間も作れます

壁に床柱と役釘を打てば立派な茶室になります

著者紹介 

【茶の湯経歴】を見る

おおぬきゆーじ(本名 大貫雄二郎)
大貫雄二郎一級建築士事務所主宰。
一級建築士  裏千家専任講師(大貫宗雄)

1959年東京都生まれ。東京芸術大学修士課程終了。
茶室設計100件以上/茶道歴45年/住宅設計歴32年

 母が教える自宅の茶道教室で17歳から茶道を始め、日常の中にも茶の湯がある生活を送っています。茶道具/茶室/茶庭の美しさにも魅かれ、独自で勉強をするのが趣味でした。

 茶室の設計は、住宅会社に勤めていた時に『国宝茶室のある家の模型作り』を茶会で公開したのがきっかけで、数々の茶室作りの相談を受けるようになりました。
 初めは、茶道の友人から相談を受け、そして住宅会社では茶室を作りたいお客様邸の相談が、全国から寄せられました。
 『茶の湯インテリア術』を出版してからはさらに増えてづけていて、現在まで100件以上、茶室設計を手掛けています。数寄屋大工と組んで施工まで手掛けるようになったのは15年ほど前からで、茶室工事も請け負っています。
『日本の文化を大切にしたインテリアで暮らしを豊かにする』を命題に、茶室設計を主とした住宅の設計をしています。

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・少人数制作のため、紙本より誤植が多いことがあります。最大限の注意を払っていますが、ご了承下さい。

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