子育てインテリア・ルーティン
3歳~8歳

楽しい日常生活で子供の未来を育てる

大貫雄二郎一級建築士事務所
おおぬきゆーじ著

各店で立ち読みが出来ます

 内容紹介

【心理学者や教育者の子育て思想だけでは、役に立たたない】
小学校低学年以下のお子さんは、まだ受験の準備には早く、ただ楽しく遊ばせるだけでなく、もっと基礎的な行動力/思考力を育てたいと考えたりします。
心理学者や教育者の子育思想で、小学校低学年以下のこどもに付けたい力は、
『率先して自分から始める力』
『工夫しながら熱中してやる力』
『自分の考えを人に伝える力』

と言われていて、たしかに、これが出来れば良いと思うのですが…子育て思想をいくら学んでも、役に立たたないと気が付きました。思想だけでは『生活シーン』に落しにくく実行が難しいからです。
思想がこどもに伝わり、こどもが行動することで初めて子育ての意味を持ちます。

【インテリアルーティンとは】
インテリアの一工夫で、子育て思想を実践し/行動へと繋げる環境作りが『子育てインテリア・ルーティン』です。
この、親子のやるべき事がやりやすい環境を家に作ることは、歴代の建築家たちが試みている事なのです。

親子の楽しいふれあいを日常生活で過ごしながら、こどもが一人でも、豊かな感性で遊んだり/片付けたり/勉強をしたり、自から行動できるのも、インテリア環境の力です。
インテリアは新しい生活習慣を作れますので『いちいち言わないとやらない/言うことを聞かない」と困惑するより、インテリア環境を作った方がこどもの良い生活習慣が作れます。

【こどもと愛が繋がる『対人距離(環境心理)】
『こどもを毎日抱きしめると心が通う』『こどもとお会話は褒めて育てた方が良い』などと言われ、心理学的には納得できるのですが、実践しようと思っても…それをするタイミングは無いものです。
日常生活でどうすれば、こどもを抱きしめられるのか?会話が弾ませながら、褒めれるのか?その回答が『環境心理の対人距離』にあります。

子育ての環境作りで大切なのが、親子の距離でこどもの心理状態が違う事です。其々の距離で最適なコミュニケーションが違うのです。
『排他域 50cm以下』 絶対に他人を入れたくない心理が働く(満員電車が嫌と感じる)距離。
親しい人だけが入れて『気持ちを共有し、愛を感じて、心が通います』ので、こどもとはこの距離で一緒にいる生活を増やし、時には抱きしめると愛を感じて心の絆が作れます。
小学校高学年以上のこどもには抱きしめると「やめてよ」と言われるだけなので、今の時期しかできないコミュニケーションです。

『会話域 50cm-1.5m』 会話が最も弾む距離なので、ダイニングテーブルを家族で囲んだ食事時がもっとも会話が弾みます。日常会話から教育的なことまで、話しやすく/聞きやすいので、こどもの話を褒めたり、やらなければいけない事を伝えたり出来ます。
但し、この距離は会話をしていないと気まずく/間を持たせようと、動画を見たり本を読んだりするので、話題を常に用意するインテリア作りが大切です。

この2つが子育てで最も大切な距離ですので、様々な環境作りとコミュニケーションを紹介します。
部屋の何処で、どんな話をするかインテリア・ルーティンを決めておくと、子育てはとてもスムーズになります。
※『対人距離(環境心理)』は東京大学 西出教授の定義で説明しています。

【こども達が未来を楽しく生きていく】
我が家のこども達はすでに社会人で、こどもの就職に触れて実感したのは、今の社会は私が学生の頃と全く価値観が違ことです。インターネットで世界中の情報を使った事業、国際化、新しいビジネススモデルなど、私が学生の頃には全くなかったものです。
私のこども達は、この新しい社会の仕組み/価値観の中で『楽しく/たくましく/豊かに』生きていこうとしています。親としては『楽しく/たくましく/豊かに』生きていってほしいと願うだけです。もう社会は私の時代ではなく、成人したこども達の時代だからです。すでに親が出来ることはあまりないのです。

そして、次の未来、その時代は、皆さんのお子さん達が新しい社会の中で『たくましく/豊かに/そして楽しく』生きていく順番です。

未来の『社会の価値観』はどんどん変わっていきますので、皆さんが知らない社会になっています。
それでも、未来に生きていく『大切な力』は変わらないものがあります。それは、今は流行っている価値観ではなく、未来も変わらない『人生を楽しく生きていくため、自分の価値観を持つ/賢い知恵/豊かな包容力と心』そんな力です。
子育ては、こども達が未来を楽しく生きていく力を付けることです。
『こどもの未来を育てるインテリア・ルーティン』が皆さんの子育てのお役に立てると信じています。 おおぬきゆーじ

目次より                       

【序章】我が子に幸せな人生を送ってほしい

インテリアの一工夫で、こどもはイキイキ育つ
こどもと愛情で繋がる『対人距離(環境心理)』

【第1章】創造力/片付け力を育てるアミューズメントリビング

1-1.創造性を育てるリビングの『遊び空間』
1-2.片付け力をつける『玩具収納』の設置
1-3.玩具収納の『理想の家具』

【第2章】豊かな感性/自信を育てる、こどもギャラリー

2-1.こどもの作品をインテリアで素敵に飾る効果
2-2.各部屋のギャラリースペースはここ

【第3章】優秀な子を育てるダイニング学習

3-1.学習の場所はダイニングテーブル?学習机?
3-2.長時間集中出来る、こどもの学習姿勢
3-3.『集中して学習!』といってもこどもに集中力はつかない
3-4.ダイニング学習の親のアドバイスは週2回

【第4章】こどもの片付け力は、親のお手本で育てる

4-1.「片付けなさい」では、こどもは理解も行動もできない
4-2.片付けは、整理整頓の収納ルール作りから
4-3.アミューズメントリビングの収納計画
4-4.増えるプリントなど紙類の整理整頓
4-5.ダイニング学習の本棚の収納計画

【第5章】こどもの個/コミュニケーション力は、家族の絆で育てる

5-1.親子の絆は日常生活でつくる
5-2.家族の会話はダイニングの食事中に
5-3.こどもの『個』を育て『コミュニケーション力』をつける

【終章】こども達が未来を『楽しく/たくましく/豊かに』生きる

 電子書籍だからできる、インテリア実践書シリーズの魅力

【電子書籍の利点】

・出版社を通していないので、そこの経費はかからず、さらに、印刷コストも掛からないので、通常の1/2以下の価格で販売しています。

・スマーフォンでも手軽に読め、隙間時間を使って、何処でもインテリアのノウハウを学ぶことが出来ます。

【インテリア実践シリーズの特徴】

・空間を理解しやすくするため、フルカラーでパースと図面を使い、実践的なインテリア作りを紹介しています。

・筆者自身でパース/間取り図/表紙/編集をしています。(少人数での制作のため、誤植など紙本より多少多いことがあります。最大限の注意を払っていますが、ご了承下さい。)

子育てインテリア・ルーティン
3歳~8歳

楽しい日常生活で子供の未来を育てる

大貫雄二郎一級建築士事務所
おおぬきゆーじ著

各店で立ち読みが出来ます

著者紹介 

おおぬきゆーじ(本名 大貫雄二郎)
一級建築士 第303610号/インテリアコーディネーターNo.101391A
大貫雄二郎一級建築士事務所主宰。1959年東京都生まれ。東京芸術大学修士課程終了。
デザイン事務所/住宅メーカーにて数々の主力住宅の開発を手掛け、メーカー内の2.6千人の住宅プロの育成、またリフォーム部責任者として数百人の暮らしの提案に全力を注ぐ。住宅デザイン設計歴32年

住まいのデザインは部屋をお洒落にするだけではなく『人との楽しいコミュニケーションや、住む人の人生を幸福にする力がある』とインテリア作りの視点を広げる『シン・インテリア術|3つの効力』を布告。2014年からこのコンセプトを多くの方々に実践して頂くため、電子書籍『インテリア実践書シリーズ』の出版を開始。

『インテリア作りで日本の住まいを豊かにする』を命題とし/茶室を主とした住宅設計/書籍出版/インターネットの発信をしています。

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