壁に棚を取り付け小物を飾るだけでも、とても豊かな表情の壁面になります。
立体的な物を壁面に飾るのと同じように、棚の出っ張りが陰影感が出ますので目に付きやすくなるからです。
小物のコレクションがある方には、お勧めしたいファーカルポイントの作り方です。
棚は奥行きが浅い方が、インテリアで見た感じの違和感が無く納まります。
(さらに…)
壁に棚を取り付け小物を飾るだけでも、とても豊かな表情の壁面になります。
立体的な物を壁面に飾るのと同じように、棚の出っ張りが陰影感が出ますので目に付きやすくなるからです。
小物のコレクションがある方には、お勧めしたいファーカルポイントの作り方です。
棚は奥行きが浅い方が、インテリアで見た感じの違和感が無く納まります。
(さらに…)
アートフラワーなど立体的な物を壁面に飾ると壁面に豊かな表情を創ってくれます。
絵画と大きく違う所は出っ張りの量感があることで、飾った物の存在感が強くなるということです。
パースでは、アートフラワーと絵画を並べて壁面を飾り、その下には椅子とサイドテーブルをセットにしています。
サイドテーブルには照明が置いてあり、アートフラワーを照らすように配置しています。
飾る物に照明を当てることはインテリアで映えて見せるのに効果的ですが、特に立体的な物は光により陰影がつき、より立体的に見せて存在感もさらに強く見せることが出来ます。
立体的な物を飾りそれに光を当てて演出して見せるのはインテリアで最強の演出方法の一つです。
美術館では彫刻や仮面など立体的な物を壁に展示して、照明を当てることで劇的な演出をしているのを見かけます。
それは高価な美術品にだけ与えられた特権の演出方法ではないのです。
あなたのお家では、あなたがお気に入りの物を飾って素敵にインテリアを演出していくことを考えましょう。
このブログで『気付き』や『やってみよう』と思われたら、
下の『Shar』をクリックしてください。よろしくお願いいたします。m(__)m
壁の広く空いている所は、絵を飾るだけフォーカルポイントが出来ます。それでインテリアが見違えます。
もしも部屋のビューポイントから見て、広い壁面があるならば必ず何かを飾っていきましょう。
まずは、壁面にカレンダーや洋服が掛けてあったり、絵葉書が鋲で貼ってあったら全て外して、壁面をスッキリさせます。
飾り方は壁面のバランスをしっかりと考えるのですが、その方法は、壁面をシンプルな四角に捉えてその中心から絵を配置していくやり方です。
基本の考えかたは三つです。
1、シンメトリー(左右対称)に飾る
2、センタリング(中心合わせ)に飾る
3、絵を配置する高さは、人の目の高さが基本で、絵が見やすいように決めていきます
壁面はインテリアで大切な場所です。
逆の言い方をすると、壁が広く空いているほど何かを飾り表情を創らないと、殺風景なインテリアになってしまいます。
このブログで『気付き』や『やってみよう』と思われたら、
下の『Shar』をクリックしてください。よろしくお願いいたします。m(__)m
玄関にフォーカルポイントを作るのはお客様に『ようこそいらっしゃいましたと』お迎え感を表現するものです。
欧米のホワイエ(玄関)はコンソールや椅子までを置いていることがあります。
室内も土足の彼らはには靴脱ぎが必要ないので、日本のように土間と玄関ホール(床部)に分かれず玄関空間が広く取れます。
だから飾りの空間も創りやすく家具まで置いたりするのです。
狭い日本の玄関でも、美しいフォーカルポイントの作り方があります。
それは小さくても良いので『飾り棚の上』と『壁面』を一緒に飾る方法です。
この水平面と垂直面を一緒に飾ることで『空間を飾る』形が出来てくるのです。
空間を飾った雰囲気になると美しい所のボリュウムが大きくなったようで、インテリアの中で目に付きやすくフォーカルポイントになります。
これは日本の床の間と同じで、壁面にはお軸を、床には香合、床柱に花を飾っている形の変形バージョンです。
このブログで『気付き』や『やってみよう』と思われたら、
下の『Share』をクリックしてください。よろしくお願いいたします。m(__)m
最近のフォーカルポイントには『ニッチ(壁を凹ました飾る空間)』を作ることが多いです。
世界でも有数な住宅と言われるアメリカのニュータウンでも、ニッチだらけのインテリアをよく見かけます。
おしゃれな部屋に見せないと住宅が売れない‥ということもありますが、欧米人は飾ることが好きで飾り場所があることが住宅には大切な機能のようです。
家族の思い出の写真は必ずと言って良いほど飾っているのが一般的です。
誰でも家族は大切なものですが、欧米人はその気持ちをそのままインテリアに表現するのです‥しかもかなりお洒落に見せながら。
私も自分が大切にしたい思いをインテリアい飾ることは大好きです。
ニッチの話に戻りますが、ニッチは造作で壁を凹ませて造りますので、住宅のプランニング時に計画して大工さんに作ってもらうようになります。
つまり新築時かリフォーム時に造ることになります。
その時、ニッチの凹んだ空間の中には必ず照明を仕込み、飾った物を明るく照らすようにします。
窪みの中の空間が光ることでインテリアで目に付き、飾っている物が輝いて見えますので、フォーカルポイントとして最適です。
さらに壁の奥が光ることで壁面に奥行き感が出てきてインテリア空間に表情がつきます。
このブログで『気付き』や『やってみよう』と思われたら、
下の『Share』をクリックしてください。よろしくお願いいたします。m(__)m
今回は日本の照明器具デザイナ―『谷俊幸さん』の作品の紹介です。
『桜』突き板をポリプロピレンに貼り、形を作った個性的で
明解なデザインコンセプトの素晴らしい作品です。
私の自宅リニューアルで使う予定のものです。(贅沢に廊下に使うかもしれません)
シンプルな部屋に使いたいしっかりデザインされたペンダント照明だと思います。
照明器具でこれほどしっかりデザインしている物は少ないです!だからお勧めなのです。
中途半端に少しだけお洒落したような照明器具が大手メーカーでは多いです‥
でも私なら、少しだけお洒落な照明器具を使うことは考えたことは無く、
照明は『光の効果だけ見せて』器具自体はあまり見えないように設置することを主に考えます。
そしてポイント的に『谷俊幸さん』の作品のような『個性溢れたデザインの照明器具』を使えば、インテリアは魅力的に出来上がります。
私が学生の頃、小坂明子さんの『あなた』という曲が大ヒットしました。
少し古いですが知っていますか?
♪もしも私が家を建てたなら、小さな家を建てたでしょう♪
♪大きな窓と、小さなドアと、部屋には古い暖炉があるのよ♪
♪真っ赤なバラと、白いパンジー♪
♪小犬の横には、あなた、あなた、あなたがいてほしい♪
♪それが私の夢だったのよ、いとしいあなたは今どこに♪
これは、小坂明子さんが16歳の時、理想の家として描いた詩です。
住宅デザインのプロの立場から言わせて頂くと‥
家を立派に見せるデザインテクニックは、
・外観は「家を大きく見せる」
・内部空間は「玄関、建具などのドア類は大きく立派にする」のが基本です。
しかし小坂明子さんの夢は、立派な家に住む事ではなかったようです…
この詩の中に出て来る『理想の住まい』は‥
「古い暖炉」が室内にあり、
「大きな窓から自然がたっぷり」入ってきます。さらに
「バラとパンジー」を部屋に飾って‥
「子犬の横にはあなた」‥‥ということです。
きっと、自分にとって一番心地よいと思う空間に、
大切な人と一緒にいることを理想の家にしているのです。
このブログのタイトル『美しい気の流れる家』も同じイメージです。
大切なことは室内の物が、自分の感性に合っているかどうかです…
高価なモノを飾る必要はありません。
お金をかけなくても 『美しい気の流れる家』は、美意識を研ぎ澄まし、実行していけば実現します。
素朴な感覚で…自分が素直に心地よいと感じられるインテリア空間…
その中の「豊かな生活」があるはずです。
私は、30年以上、住宅デザインのプロとして
「豊かに住めるデザインとは」どんな家かを考え続け…
見えてきた答えは…
16歳の小坂明子さんの価値観に行き着いたという感じです。